「ガンプラの凸モールドって何よ?」
「セイラマスオさんもやってるってホント?」
「凸モールド製作に必要なツールは?」
この記事ではそんな悩みを解決します。
第2回は、ガンプラと言えばコレ!一番の醍醐味「凸モールド製作」です!
基本のモールド4種類を覚えてワンランク上のディテールアップを実現しましょう。
凸モールドとは
凸モールドというのは、読んで字のごとく、凸状のモールドのことです。
プラバンやパテなどで形成していきます。
プラバンを見た目良く貼るだけなので、非常に簡単で、もっとも手っ取り早いモールドの作り方です。
ただ、なんとなくですが、モールドって凹みの方が礼賛されているような傾向がある気がします。
凹みだと墨入れできて、なんとなく精緻に見えるからなんだと思いますけど。
ディテールアップ感が凸よりもある感じで、とにかく凹モールドやスジ彫り用のツールがバンバン発売されているからかもしれません。。
下手すると、キットの凸モールドわざわざ削ってほとんど 凹モールドやスジ彫りになっちゃてるのとかありますよね…。
確かにスジ彫りバンバンに入れるとすっごいですもんね…
あれはあれでとてもカッコいいんですけど。
それがダメとか全然ないんですけど。
個人的にはプラ板をベタベタ貼ってモールドつくるのが好きなので、要はそれらの組み合わせが大事なのかなと思うわけです。
凸モールドの作り方
凸モールドの作り方はとても簡単です。
プラバンの端切れやランナータグなどを適当な形に切って、パーツに貼っていくだけです。
プロモデラーのセイラマスオさんの作例などみるととても参考になりますよね。
パーツ面に貼るパターンの凸モールド
まずは、パーツの面に貼る一般的な凸モールドから。
こんな感じのヤツですね。

ワタシはタミヤのプラ板セットを使うことが多いですね。
プロモデラーのセイラマスオさんの作例などみるととても参考になります。
WAVEのプラバンはちょっと柔らかすぎて、ワタシ的にはモールドには少し硬めのプラバンの方がやりやすい気がしています。
下図はF91の方のパーツですね。
肩の上のパーツがのっぺりして寂しかったので、プラバンを細切れにしたものをそれっぽく組み合わせただけのディテールです。。


大体凸モールドはプラバンをバンバン貼っていくとそれっぽくなりますね。

とにかく気の向くままにとても簡単に作っていけるところが凸モールドの最大の魅力ですね。

それから、凸モールドの周りをBMCタガネなんかで彫りこむと、色分けも簡単で、パーツの中に埋没している感がでます。
因みにこれはグフカスタムの足です。色分けするとちょっといい感じになります。

この凸モールドを中心にスジボリを加えていくのもいいですね。
彫ってつくる凸モールド
次に、彫りこんで作る凸モールドのパターンです。
といっても、これは凹になるのか凸になるのか微妙なところ。斜めに彫り込むことで陰影がはっきり出るようにしています。
これも彫刻刀とオルファのデザインナイフ(平刃)を使って彫るだけです。

貫通してしまうと非常に面倒なので、そこは注意が必要です。
スジボリや凹モールドと組み合わせた凸モールド
でも、やっぱり凸モールドだけだちょっと浮いてしまうことが多いんです。
なんか適当に貼り付けた感が出ちゃうんですよね。
ですから、やはり大切なのはモールドの組み合わせですかね。
凹凸モールドにスジボリをちょっと入れるだけでも随分変わります。

上図の丸いところは後で金属パーツを埋め込むつもりです。
シールドなんかもこんな感じになります。

まとめ
凹モールドの中にワンポイントで色付きのプラバン貼るのなんかもかっこいですね。
レッドポイントっていうヤツです。
単に色を塗るよりも、凸モールド化して貼った方がずっと見栄えが良くなります。。
凸モールドも使い方は様々でホントに無限です。
次回は、「円形モールド」について説明します。
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ガンプラの資産価値が上がってますね。放置してあるガンプラはたとえ1箱でも活用していきましょう。
以下は、今回使ったガンプラとツールと素材です。