「ガンプラの凸モールドって何よ?」
「セイラマスオさんもやってるってホント?」
「凸モールド製作に必要なツールは?」
この記事では、ガンプラディテールアップの醍醐味「凸モールド」の作り方を解説していきます。手っ取り早くディテールアップしたいなら凸モールドをマスターしましょう。
最も簡単なディテールアップが凸モールドだって知ってました?
凸モールドを極める
凸モールドの作り方はとても簡単です。プラバンの端切れやランナータグなどを適当な形に切って、パーツに貼っていくだけです。
プロモデラーのセイラマスオさんの作例などみるととても参考になりますよね。
1.パーツ面に貼るパターンの凸モールド
まずは、パーツの面に貼る一般的な凸モールドから。こんな感じのヤツですね。
ワタシはタミヤのプラ板セットを使うことが多いです。プロモデラーのセイラマスオさんの作例などみるととても参考になります。
WAVEのプラバンはちょっと柔らかすぎて、ワタシ的にはモールドには少し硬めのプラバンの方がやりやすい気がしています。
下図はF91の方のパーツですね。
肩の上のパーツがのっぺりして寂しかったので、プラバンを細切れにしたものをそれっぽく組み合わせただけのディテールです。
凸モールドはプラバンをバンバン貼っていくとそれっぽくなりますね。グレーの部分がプラバンを貼ったところです。
とにかく気の向くままにとても簡単に作っていけるところが凸モールドの最大の魅力ですね。
それから、凸モールドの周りをBMCタガネなんかで彫りこむと、色分けも簡単で、パーツの中に埋没している感がでます。
因みにこれはグフカスタムの足です。色分けするとちょっといい感じになります。
この凸モールドを中心にスジボリを加えていくのもいいですね。
2.彫ってつくる凸モールド
次に、彫りこんで作る凸モールドのパターンです。
といっても、このモールドが凹になるのか凸になるのか微妙なところですが。
斜めに彫り込むことで陰影がはっきり出るようにしています。これも彫刻刀とオルファのデザインナイフ(平刃)を使って彫るだけです。
貫通してしまうと非常に面倒なので、そこは注意が必要です。
3.スジボリや凹モールドと組み合わせた凸モールド
しかし、やはり凸モールドだけだちょっと浮いてしまうことが多いんですね。なんか適当に貼り付けた感が出ちゃうんです。
ですから、やはり大切なのはモールドの組み合わせです。凹凸モールドに繋がるようにスジボリをちょっと入れるだけでも随分印象が変わります。
上図の丸いところは後で金属パーツを埋め込むつもりです。シールドなんかもこんな感じになります。
そもそも凸モールドとは
凸モールドというのは、読んで字のごとく、凸状のモールドのことです。プラバンやパテなどで形成していきます。
プラバンを見た目良く貼るだけなので、非常に簡単で、もっとも手っ取り早いモールドの作り方ですね。
ただ、なんとなくですが、モールドって凹みの方が礼賛されている傾向がある気がします。
凹みだとスミ入れできて、なんとなく精緻に見えるからなんだと思いますけど。
ディテールアップ感が凸モールドよりもある感じで、とにかく凹モールドやスジ彫り用のツールがバンバン発売されているからかもしれません。
下手すると、キットの凸モールドわざわざ削ってほとんど 凹モールドやスジ彫りになっちゃてるのとかありますよね…。
確かにスジ彫りバンバンに入れるとすっごいですもんね…あれはあれでとてもカッコいいんですけど。
個人的にはプラ板をベタベタ貼ってモールドつくるのが好きなので、要はそれらの組み合わせが大事なのかなと思うわけです。
まとめ
凹モールドの中にワンポイントで色付きのプラバン貼るのなんかもかっこいですね。レッドポイントっていうヤツです。
単に色を塗るよりも、凸モールド化して貼った方がずっと見栄えが良くなります。凸モールドも使い方は様々でホントに無限です。
次回は、「円形モールド」について説明します。
以下は、今回使ったガンプラとツールと素材です。
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