この記事では、もう一歩進んだマスキング塗装の応用編について説明します。
パーツの形状に合わせたマスキングテープの使い方などを2つ、
そして、マスキングをサポートする便利ツールとその使い方を3つ紹介します。
ワタシはこの方法を知ってマスキングがもっと楽しくなりました!
意外と知らない5つの応用テクニック
マスキングテープはパーツの様々な形状、様々な大きさに合わせて貼っていかねばなりません。
マスキングテープを細かく切って形状にフィットさせていけばいいのですが、
テープの枚数が増えれば触れるほど時間がかかり、
また隙間から塗料が漏れてしまう危険性が高まります。
なので、出来るだけ貼るテープの枚数を減らし、またできるだけパーツの形状にフィットさせていくマスキングが望ましいかと思います。
2つの応用マスキング(技術編)
まずはマスキングテープの貼り方に関する2つのテクニックについて紹介します。
極細のマスキングテープ
切り出すマスキングテープの形状を工夫すると塗装に幅が出ます。
まずは、とにかくできるだけ細いマステを切り出しましょう。
①極細のライン、②網目状のライン、③破線を描く時にすごく重宝します。
作り方は超簡単。
カッターの刃を2~3枚重ねて、マスキングテープをなぞるだけ。
カッター刃の厚みが凡そ0.7ミリなので、0.7ミリくらいの長極細マスキングテープが作れます。





テープの幅を工夫するとエングレービングにも挑戦できそうです。
すっごく応用が効きそうですよね。
ちょっと資金に余裕があればこんな優れものツールもあります。
マステで迷彩模様を描く
マスキングテープは、その使い方次第で様々な模様を塗装することができます。
パーツに迷彩模様を施していく時など非常に役立ちます。
前の記事で(小技編)でも載せたテンプレートシートを活用してもいいですし、自作もできます。
マスキングテープから細かい正方形を切り出す。
たったこれだけです。
次の画像は、マスキングテープから3ミリ四方の正方形を切り出して、デジタル迷彩を施した例です。


貼っていくのが楽しくなるのがデジタル迷彩です!!


デジタル迷彩についてはこちらにまとめましたので、良かったら参考にして下さい。
他にも、スプリッター迷彩などにもマスキングテープは大活躍します。


切り出すマスキングテープの形状で様々な模様が表現できます。




スプリッター迷彩についてはいろいろ挑戦しているので、こちらも良かったr参考にして下さい。
3つの応用マスキング(ツール編)
続いて、まずはマスキング技術をサポートする3つのマスキングツールについて紹介します。
上手なマスキングを実践するのにあったら便利なツールばかりです。
曲線用マスキングテープ
曲線をマスキングする時って意外と多いですよね。
ジオン系の機体を扱う時は特に頻度が高い。
細かいテープを貼り重ねてもできますけども。
曲線に貼る時には、素直に柔らかい曲線マスキングテープを使うのがいいですね。
意地を張っちゃダメですね…
良いものは良い。
悪いものは悪い。
使えるものは使いましょ。




貼るテープの数が減れば、塗装ミスも減りますし、仕上がりも綺麗になるはずです。
パンチコンパス
曲線ていうのは基本的には、マスキングテープを細かくすればなんとかなるんですよ。
ところが。
円形となるとそうはいきません。
特に小さい円形のヤツなんかは非常に難しい…
直径5ミリの円形の内外に細かく切ったテープでマスキングを施すなんて至難の業です。
そんな時重宝するのがパンチコンパスです。




今回は、円形に抜いた方ではなく、抜かれた方のテープを使っています。


もちろん円形の方もバーニアを蓋して塗装する時なんかには欠かせませんね。
正直、この辺はパンチコンパスがないとなんともはやですね…
パンチコンパス様様です!
バーニアとか円形モールドとかいろいろと応用が効きそうなツールなんです!
マスキングゾル
マスキングゾルだけでマスキングをする。。。
マスキングゾルって実は結構めんどくさくて、ワタシはほとんど使いません。。
そもそも塗り辛かったり、塗ると剥がし辛かったりとマスキングゾルだけで任意の形状をマスキングするなんて超手間です。
そんな手間をかけるくらいなら、ほかの手段でマスキングした方が効率的だったりします。
じゃあマスキングゾルはなんに使うの?ってことになりますが。
ワタシとしてはスキマ埋め一択ですね。


これは賛否両論あるかもですが。
ワタシには使いこなせなかっただけかもですが、、、、
これが一番簡単で意味のある使い方だとワタシは思います。




ゾルだけでマスキングするのは難しいですが、スキマ埋めには抜群の効果があります!!
応用編のまとめ
以上、この記事では2つのマスキング手法と3つのマスキングツールを紹介しました。
ガンプラが自由なら、マスキングだって自由です。。
いろいろ覚えておくと応用がききますよ。
(1)極細のマスキングテープを作る
極細のラインを塗装したり、パーツを塗装したりと、極細のマスキングテープは応用度が高いです。
(2)マステで迷彩模様を描く
迷彩柄など、一定でない形状を塗装する時に使いましょう。
(3)円形をマスキングする
でました。スーパーパンチコンパス!これさえあれば円形マスキングはどんとこいです!
(4)曲線をマスキングする
ここは素直に曲線用のマスキングテープ使いましょ。。
(5)マスキングゾルで隙間を埋める
マスキングゾルで特殊な形状をマスキングするなんてとても困難です。
マスキングゾルはスキマ埋めに使いましょう。
以上、マスキングの応用編でした。
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