ガンプラマスキング タイパを極める4つのテクニック【塗装 小技編】

マスキング小技編サムネ テクニック

今回はマスキングテープの使い方の小技編です。 効率的な時間の使い方と実践的なマスキングを実現する便利な小技を4つご紹介します。

実際にやってみると効果がはっきりわかるマスキングテクニックなので、マスキングテープを剥がす時のあのゾクゾク感が更にパワーアップすること間違いなしです。

マスキングを楽しくする4つの小技編

マスキングには、普通、一般的な黄色いマスキングテープを使用します。

しかし、テープの使い方や種類を工夫すると、もっと効率的に、もっといろいろな形状に対応することができます。

マステを貼ってから切る

意外と応用範囲が広いのがコレです。マステはカットしてから貼るばかりではありません。

パーツにマスキングテープをべったり貼って、それから、パーツ側のモールドに沿ってマステをカットすると非常に時短に繋がります。

モールドのエッジがガイドになるので塗り分けをする場合に特に威力を発揮します。

また、細かく切ったマステを何枚を貼らなくても良いので、とても効率的です。

マスキング小技編07
マスキング小技編06

このやり方は、大きく2点のメリットがあります。

  • 塗り分けたい形状に綺麗にマスキング出来る。
  • 細かいところも正確にテープが貼れる。

逆にちょっと気をつけないといけないデメリットもあります。

  • スジボリが若干深くなる
    • ナイフを深く入れすぎると、後で、エナメル塗料でスミ入れをする時、パーツが破損してしまう可能性があります。ご注意を。
  • パーツに直接ナイフを入れるので、パーツに傷をつけてしまうリスクがある。
    • きれいに塗られた後の塗装面を傷つけた日には死にたくなります。ご注意を。

他にもこんなパターンがあります。

既に塗装したパーツにはあまりベタベタマスキングテープを貼りたくないので、1枚ベタっと貼って、塗り分け部分を切り抜きます。

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ナイフは切れ味の良いものを使った方がミスが減ります。ここでナイフの刃先を交換する手間や費用をケチるときれいに仕上がりません。

マステを切る前にはかならずナイフの刃を交換することをお勧めします。

テンプレートガイドを使う

塗装したい形状にマスキングテープをカットするのは意外と難しい…そして結構めんどくさい…

例えば六角形なんて、簡単に切り出せそうで、意外とめんどくさいです。そんな時にはテンプレートガイドを使うと便利です。

マスキング小技編11

塗装のアクセントにももってこいですね。

マスキング小技編23
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このテンプレートガイドがあると、塗装のワンポイント作りにとっても役立ちます。一枚くらいはお気に入りのヤツ持っときたいツールです。

黄色以外のマステを使う

マスキングテープって黄色なんだとずっと思ってました。ワタシ。

黄色だから悪いということはないんですが、でも黄色のマステってスキマを見つけにくくないですか??

特に白いプラパーツに細かくマステを貼っていくと、老眼が入ったおっさんの目ではスキマが見つけられません。

黄色いマステではそんな状況があるわけです。そんな時、黄色以外のマステを使うとスキマがはっきり見えます。

マスキング小技編04

が、

見える!!

マスキング小技編05

ワタシの目にも隙間がみえるじゃないか!!

最近まで黄色いマステしか知らなかったワタシにとって、この赤色のマステは革命的な発でした。

とにかく手直しの時間が短縮できますし、当然見栄えも変わってきます。

赤いマステサイコー!

黒色のマスキングテープもあります。黒いマステでもスキマは目立つのでおすすめです。この辺りは好みですね。

マステの

トップコートで隙間を埋める

マスキングのスキマ埋めの小技っていくつかあるんですが、この「トップコートで隙間を埋める」が一番簡単かと思います。

マスキングテープの境目の辺りにコート剤を軽く吹いてから塗装するだけです。イメージとしてはこんな感じです。

マスキング小技編01

マスキングテープとパーツの間にできた隙間をクリアの層が塞いでくれるため、マスキングテープの隙間から塗料がしみ込むのを防ぎます。

図はデフォルメしていますが、トップコートがこんなに分厚くなることはありませんので、塗装面の段差もそんなに気にしなくて大丈夫です。

缶スプレーなら、エアブラシの準備や後片付けもいらないので、ホント楽ちんです。

マスキング小技編02

マステとパーツの境目あたりに軽くコート剤を吹いていきます。

マスキング小技編26
マスキング小技編25

ちょっと分かり辛いですが、色の境界がシャープです。塗料がにじんだり、テープの隙間に入り込むなどのミスが激減します。

マステに色が入り込んだり、にじんだりするとリカバリが非常に面倒です。絶望的な気分になりますよね。

なので、やっとくと良いです。あと、コート剤は艶消しの方が、塗料がのりやすいような気がします。

あと、水性塗装をした場合は、コート剤の種類に注意しましょう。

水性塗料の上にラッカー系コートは厳禁です。

小技編のまとめ

この記事では4つの小技を紹介しました。

マスキングの度にいつもやるって訳ではないけれど、覚えておくと便利です。

  • マステを貼ってから切る
    • モールドがはっきりしたパーツや、細かいスジボリラインで色分けしたいときなどに非常に便利です。
  • テンプレートガイドを使う
    • 色分けのちょっとしたアクセントに最適です。
  • 黄色以外のマステを使う
    • 赤や黒のテープを使うと隙間が見つけやすくなります。
  • トップコートで隙間を埋める
    • 隙間を埋める色々な方法がありますが、これが一番楽です。特にトップコートの缶スプレーなら手間いらずです。

以上、マスキングの小技編でした。

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前回の鉄則編ではマスキングの基本の5ステップをおさえましたので合わせてお読みください。

次回は、ワンランク上のマスキングを実現する「応用編」です。