さて。
スジボリの後半です。
後半は、凹型のスジボリ跡ができるツールの紹介です。
前半の冒頭で結論出しちゃいましたけど、
結局は、
「スジボリツールは、自分に合ったの見つけるのが一番」
ですから。
いろんなレビュー読んで、なんかこれ欲しい!って思って、それを買って使ったとしても、
絶対にまた他のツールが欲しくなります。
これガンプラあるあるで、絶対だから。
レビュー書いている人たちだっていろいろ持ってるっしょ。
あれレビューの為に買ったものばかりじゃないと思うよ(笑)
ほしくなるよね。
でも時間が経ってくると、使うツールもだいたいいくつかに落ち着いてくると思う。
ガンプラ作ってる時に、いろいろ道具替えるのってめんどくさくない?!
なんか机も散らかるしさ。
ワタシなんかはそれが嫌。
因みに、スジボリに使ってるツールで一番多いのは、結局自作のヤツ。
後で紹介すんね。
ぐるっと回って今はこれに落ち着いてます。
でもまあ、また気持ちも変わるかもね。
その他の製作道具のレビューはこちらへ。
スジボリ堂 BMCタガネ
凹型のスジボリツールといえば、これははずせませんわな。
・スジボリ堂 BMCタガネ
これ、高いんだよね。
どこの通販サイトも価格が跳ね上がっちゃってんでしょ?
まあ、でも確かに使うよね。
何本かは持ってたいツールではある。
持ち手ホルダーも一緒にあると使い易いっていうけどね。
ワタシはこのまま使っています。
因みに掘るとこんな感じに。。
右上のとこだね。
ちょっと見辛いけど、まあうまく掘れたほうだと思う。
線の太さが均一なのと、エッジがきれいだよね。
今回は太さの違いを分かり易くするために、0.2ミリを使いました。っていうのはうそ。
しまった。
Pカッターはともかく、ケガキ針の線は細いからね。
比較の為に0.1ミリ使えばよかった。
軽くやすってみると、削りかすが、溝に残って白く見えるからこれも分かり易い。
うん。
線が太いのは御愛嬌。
0.2ミリ使ったから。
スジボリ自体はきれいに入ったと思う。
スジボリの角の部分、つまりラインとラインのつなぎ目の部分は、それぞれ逆方向から掘っていくんだけど、これを見ると、BMCタガネはラインとラインのつなぎ目が綺麗にできてるよね。
Pカッターはちょっと汚いね。
GSIクレオス Mr.ラインチゼル
次はこれ。
・GSIクレオス Mr.ラインチゼル
これは、また使い方にコツがいるんだわ。
因みにラインチゼルの替刃は、上の写真の左から3本ね。
順番違うけど、0.1、0.15、0.2ミリの3本。
今回は、0.2ミリを使用。
BMCタガネで0.2ミリと比較してみよう。
彫り跡はこんな感じに。
ラインチゼルは、刃先が鉤型なっているから、線を引く時に深く刃先がはいっちゃうと引っ掛かり易い。
そんで、一度引っ掛かると、あとから溝の深さを均等にするのが難しいんだよねー。
0.1とか使うと切れ味良すぎでかなり深く入っちゃう。
あと、スジボリの始点から終点までの深さを均一にし辛いってことで、ラインとラインのつなぎ目を綺麗に処置するのがちょっと難しい気がする。
あくまでもこれはワタシの感想だけど。
でも見た目はかなり綺麗っしょ!
同じ0.2ミリでも、BMCタガネより気持ち細く見える。
これはワタシの腕が悪いってのは確かにあるけど。
BMCタガネは掘る感じなんだけど、ラインチゼルは切り裂くって感じがして、彫り直しが少なくて済むような感覚はあるね。
刃先が鉤型だから、プラにスッと入っていく切れ味の良さ感は気持ちが良い。
まあ綺麗にスジ掘れていると思います。
4つのスジボリツールのスジボリ跡比較
んじゃ、パーツ洗浄して綺麗にして、4種類のスジボリ跡を見てみよう。
①堀跡の綺麗さ: C☜A☜D☜B
②掘り易さ: A☜C☜D☜B
③コスパ: B☜A☜D☜C
④替え派のバリエーション D☜C☜A☜B
⑤入手のし易さ B☜A☜D☜C
所感(個人的な感想ですから。万人がそうではないと思いまうす。)
①Pカッターはコスパ良いけどね。スジボリにはちょっと難しい。使い方次第かな。やれなくはない。
②ラインチゼルはラインとラインのつなぎ目が難しい。うまく使えれば、コレ。
③ケガキ針は、筋のエッジを綺麗にするのが難しい。でも一番簡単で、見栄えもそこそこ良い。
④BMCタガネは、ちょっとちっちゃいので持ちづらい(ホルダー無しなので)が出来はやはり良い。
で、結論的に言うと。
何にも言えん。
好きなの選んで試して。
ここまでやってきたけど、
「やっぱりBMCタガネが主力で、たまにケガキ針かな」みたいな結論にはならないんですよ。
なぜかというと、結局ワタシ、スジボリは自作ツールでやることが多いんで(笑)
私のスジボリ道具
では最後に私の愛用のスジボリ道具を紹介。
こんなもん誰も見たくないって?
でもさ。
暇があったら、一度やってみてよ。
結構使えるよ。
その① シャーペンケガキ針
シャーペンに待ち針の針の部分を指して作った「シャーペンケガキ針」でした!
ニッパーで待ち針の余計なところ切り取って使ってね。
結局、スジボリってあんまり深く掘らなくてもちゃんと墨が入るってことが分かると、ケガキ針が使い易いんだよね。
これだけでも全然問題なし。
ただ、太さにバリエーションが欲しい時はあって
そん時に、BMCタガネとかラインチゼルを使うって感じですね。
その② アートナイフの折れ刃
オルファアートナイフの直刃の先を加工したやつ。
これで凹型っぽいスジボリができる!!
ナイフは一番使い慣れてるから、使い易いのかも。
なんか失敗が一番少ないからさ。
彫り直しの時に使うことが多いかな。
ということで、ワタシは自作スジボリツールも多用しています。
今はそう思ってるだけで、これだってまた新しいツールが出来たら、
たぶん買うからね。
結論は出ないんですよ。
まとめ
レビュー記事なのにこんなこと言っていいの?
これがおススメって言ってないよ?!
なぜならワタシの結論は
「スジボリツールは、自分に合ったの見つけるのが一番」
だから(笑)
いろんなレビュー記事見て、いろいろ購入して、購入したくなかったら自作して、それぞれ自分のやり方極めましょう!!