今回は、HGUC MSM-03C ハイゴッグを使ってラップ塗装にチャレンジします!
ラップ塗装は模様が複雑なので一見ハードル高そうですが、意外と簡単です。
この模様を最大限に活かしたいので、今回はハイゴッグをチョイスしました!
ハイゴッグは頭部から肩にかけては凹凸も少なくのっぺりしているので、下地の模様で魅せるラップ塗装には適しているのではと思います。
とはいえとはいえ、多少モールドを減らした部分もあります。
では早速、今回ラップ塗装に挑戦してくれる機体です!
HGUCから登場!
ハイゴッグ(MSM-03C)さんです!
肩のモールドとか余計なものは切り取って、つるんとさせています。
その他、一部形状変更したところもあります。
水性サフを塗装済みです。
しかし、ハイゴックってばほんといい。
しびれますね。
ラップ塗装とは?
ラップ塗装とは、ラップ(サランラップとかクレラップ)を使って行う塗装方法です。
丸めたラップに塗料をつけて、下地の上にペタペタ塗って(置いて)いくことで、ラップ独特の模様をつける塗装方法です。
ラップ塗装はバイクの燃料タンクの部分などによく使われていますね。
まだ、乾いていない塗料の上からラップを押し当てて、独特なラップ模様を付ける場合もあります。
ラップで模様をつけたら、その上からクリアカラーを塗装します。
すると、ラップでつけた模様がクリアカラー越しに透けてみえるという感じです。
模様が複雑でカッコいいですよね!
塗装の方法としては、下地の上にクリアカラーを乗せていくだけなので、キャンディ塗装の応用といったところです。
ラップ塗装の製作フロー
今回のラップ塗装のメニューです。
1.ラップ塗装に使う塗料を決める
2.ラップ塗装するパーツに下地を塗装する
3.サランラップを使って模様をつける
4.クリアカラーを塗装する
5.クリアコートを塗装する
6.塗り分けパーツを塗装する
7.コンパウンドでみがく
基本はキャンディ塗装と同じです。
下地を準備して、その上にクリアカラーを塗装します。
水性のクリアカラーは乾燥するのに時間がかかりますが、焦らずにいきます。
ラップ塗装に使う塗料を決める
今回、ラップ塗装に使用する塗料です。
●ベース:タミヤアクリルミニ X-1 ブラック
●模 様:タミヤアクリルミニ X-11 クロムシルバー
●コート:タミヤアクリルミニ X-23 クリヤーブルー
クリアカラーは、緑にするか迷いましたが、水中起動用のMSなので、やっぱり青ですね。
今回も塗装にはエアブラシを使用します。
薄く均一に塗装したいので、やはり筆よりもエアブラシが適しているかなと思います。
しかしまあ、最近はお手頃価格でエアブラシセットが手に入るようになりましたね。
一昔前は清水の舞台から飛び降りるくらいの勢いでしたけど…
ちょい塗りなら安価なエアブラシでも十分なクオリティが出せるようになりました。
出来るだけ素早くお手軽に使いたいのがエアブラシなので。
こーゆーのでいいんだよって感じですね。
下地を塗装する
まずは、下地になるブラックを塗装していきます。
ブラックの上にクリアカラーを乗せてもほとんど分かりません。
その分、マダラ模様になっているラップ塗装部分のシルバーが引き立ちます。
若干、塗り分けをしたほうが良い部分は予めマスキングテープで保護しておきます。
塗り分けは、面倒でもちょっとやっとくと見栄えが違ってきますね。
模様(シルバー)をつける
では、ラップを使ってシルバーを乗せていきます。
このシルバーが模様になるんですね。
因みに、我が家のラップです。
サランラップでもクレラップでも、100均のラップでもなんでも構いません。
まずは、ラップを丸めて、このラップ側にシルバーをつけていきます。
この時、ラップには、筆ではなくて、エアブラシで吹きつけていくといいように思います。
そうしたら、今度は、下地のブラックの上にシルバーを「乗せて」行きます。
模様をつけるので、塗っていくというよりも「乗せていく」感じです。
パーツをポンポンたたく感じです。
この時、下記に気を付けると良いと思います。
①下地のブラックを少しだけ残すこと。(シルバーを乗せ過ぎない。)
②ラップを乗せたら、横には動かさないこと。(引きずらない。)
これだとまだ少しシルバーの面積が少ないですね。↑
なんか模様が変?とかあんまり関係ないです。
ラップ塗装したいパーツ全部にシルバーで模様をつけました。
ラップ塗装の前半まとめ
さて、前半のまとめです。
①ラップ塗装とは
・サランラップなどのラップを使って行う塗装です。
②ラップ塗装
・下地のブラックを少し残してシルバーを乗せること
・ラップ塗装派はポンポン付けが基本で、横に動かさないこと。
シルバーを乗せただけの画像を見ると…
コレほんとになんとかなるのか…と心配になりますが。
ラップ塗装はここからが面白いんですね。
では次回のさわりをちょっと。
おぉぉ!
ラップ塗装は、クリアカラーで一気に化ける!!
これが醍醐味です。
次回は、クリアカラー塗装の本番とコンパウンドでの研磨です。