この記事では、PROXONペンサンダーの効果的な使い方について説明します。
研磨ツールとしては超優れもののペンサンダーですが、その性能をフルに発揮するための使い方にはコツがあるんです。
これをマスターすればワンランク上のガンプラ製作が実現できるはずです。
もうよく知られているツールなので、細かい仕様とかそうゆうのは他所のレビュー参考にして下さい(笑)
とういうことで、この記事ではペンサンダーの実践的な使い方を中心に解説していきます。
このペンサンダー、時短ツールっていう触れ込みですが、本当に確実に時短にはなります。しかし、使い方にちょっと注意が必要なんです。
プロクソン(PROXXON) ペンサンダーの仕様
取り敢えず、パッケージと付属品です。(もう紛失しちゃってないのもある…)
先端のアーバーは、四角や丸など8種類が容易されています。(後述しますが、ワタシのアーバーの先端は使い易いように加工済みです。)
ヤスリペーパーは、180番・240番・400番の3枚が付属してました。
各シートに4種類のアーバーにカット済みのペーパーヤスリが5枚付いていますので、結構親切ですよね。(実は、あんまりこれを使ってないんですけどね。)
連続使用時間は15分とのこと。15分使ったら電源を切って休ませると。連続で15分以上使用してはいけないと。そう書かれてますね。。
15分以上の連続使用ってのは確かにあんまりないけど、パーツを一気に表面処理しようとしたら、実際は15分では終わらないですよね。
電源切ったりつけたりで、1時間くらい使ってますが、今のところ全く問題はありません。
goot パワーコントローラー PC-11
ただ、いろんなレビューに書いてあるように、かなりパワーがありますから、パーツの削り過ぎには要注意です。
ワタシは何度もやらかしてます。削り過ぎたのをプラ板やパテで補習してたらなんのための時短ツールか分かんないですからね。
それで、削り過ぎをなくすために、「goot パワーコントローラー PC-11」をヨドバシで購入しました。
「絶対必要だから!」みたいな記事もたくさんあって、ワタシは流されて買った派です笑。
「威力があり過ぎてパーツが溶けちゃうから」なんて文言に影響されて買ってしまった訳ですが、やっぱりあった方がいいかな… ってゆうのが実感です。
へたするとパーツが溶けそうになりますからね。。このペンサンダー、ホントパワーが凄いんです。
なんか危ない!
って思う時があるんです。削れ過ぎて。あぶないよ。ほんとに。あっという間に削れちゃうから。
誤解されがちですが、そもそもこのペンサンダーは繊細な作業向きのツールじゃないんです。がっつり削るためのツールだと思って使うべきものです。
なので、コントローラー使ってまで慎重にならんでも…って思っていたのですが、確かに、コントローラーがあると繊細な作業も可能になります。
つまり。
繊細な作業をしたい方は、このコントローラーを入手して下さい。
因みに、MIN(弱い)とMAX(強い)の違いはこんなこんな感じです。ヤスリは600番を使用しています。
ね。コントローラーがあるとかなり違うでしょう。
平面と曲面のやすり方の違い
平面と曲面はやすりの種類を変えた方が良いですね。平面は、普通の耐水の紙ヤスリで、そして曲面をやする時は、スポンジヤスリが良いです。
平面をならしたいときにスポンジやすり使うと、C 面が丸くなってしまうし、逆の場合は、曲面が平らになってしますから。
神ヤスとの組み合わせが「最強!!」って記事をよく見かけます。これ曲面を削る時は本当です。確かに「神ヤス」サイコーです。
でも普通にタミヤとか3Mのスポンジだって全然問題ありません。要は使い方の問題です。
ペンサンダー1本で表面処理全部は無理!!
結論から言うと、ペンサンダー1本で全ての表面処理やるのは無理です。「じゃあ、ペンサンダーが威力を最大に発揮するところってどこよ?」って話ですが、
ワタシ的にはこんな感じです。
でもって、「ちょっとイマイチ。普通のやすり使った方がいいよ」ってところが、まずは
△ ゲート処理
そして、ここは絶対使わないってところが、
✖ 広い平面のならし
✖ C面出し処理
です。
ゲート処理を△にしたのには理由があります。というのも、残し過ぎたゲートをこれで処理するのは、やすりを痛めるだけなので止めた方がいいです。
薄刃ニッパーでカットした後ならともかく、ちょっとゲートが残ってるような状態ではペンサンダーを使うとすぐにヤスリがダメになります。
しかもヤスリが均等に減れば良いのですが、ゲートの突起を削った部分だけがすり減るので、その後、均一な研磨が出来なくなるのです。
なので、ワタシはゲート処理にはあまり使いません。
それから、そもそもペンサンダーは処理できる面積が狭いので、広い平面なんかはタイラーとか使った方が逆に楽で早いです。
逆に、広いところにペンサンダー使うと、平面にならない可能性があります。あと、ワタシはC面にもペンサンダーは使いません。
できなくはないと思いますが、他にもっと良いツールがあるからそちらを使った方が効率的です。
上手に作ろうと思ったら、ペンサンダーだけで表面処理をやらないってことですかね。
アーバーの自作でプロクソン ペンサンダーを極める
処理面積が狭いところがこのペンサンダーのいいところでもあります。実際、アーバーの左右の動き幅は、5ミリくらいです。
なので、アーバーを加工してどう使うかみたいなところはとても重要です。
ということで、応用編ってほどでもありませんが、あまり使わないアーバーもあるので、それらを加工したアーバーを紹介します。
左右の動き幅が5ミリ程度という部分を活かして、細かい部分が削れるように意識して加工しています。
この幅が確保できるところであれば、アーバーの縦幅を縮小すれば、いろいろと使えます。
まとめ
ということで。いずれにしてもプロクソンのペンサンダーは有益なツールです。
また、さらに効果的な使い方をするために、アーバーを加工して、自分だけの効果的な使い方を編みだしていける点が楽しいと思います。
アーバーの加工は、結構簡単にできますよ。パーツも安いですから、失敗しても大丈夫です。
- goot パワーコントローラー PC-11
- あると繊細な作業が可能になる。
- 小さいパーツの削り過ぎを抑えるのにはもってこい。
- 平面と曲面のやすり方の違い
- 紙ヤスリとスポンジやすりを使い分けよう!
- ペンサンダー1本で表面処理を全部やるのは無理!!
- 複数のやすりを使い分けるのが基本。ペンサンダーはその中の一つとして考える。
- 広い平面とC面はペンサンダーを使わない方が良い。(とワタシは思う。)
- アーバーの加工
- 自作して、効率的な表面処理を。
以上、プロクソン ペンサンダーのレビューでした。
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