【決定版】目的別 ガンプラ用ニッパーの本当の選び方

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ガンプラ用ニッパーにはたくさんの種類があるのをご存じですか?

この記事では、ガンプラ製作に欠かせないニッパーの種類と正しい選び方を目的別に解説していきます。自分に合ったニッパー選びで無駄な出費を無くしましょう!

ガンプラ用ニッパーの本当の選び方

ガンプラ用ニッパーのおすすめサイトは非常にたくさんあるのでイマイチ本当のところが分からない人が多いんじゃないかと思います。

あちこちで高価なニッパーが宣伝されていますが、ニッパーは価格が高ければ良いというものではないのです。

ニッパーを使う自分の目的をしっかりと見極めて、今の自分に合ったニッパーを見つけましょう。

コスパで選ぶ

まずはコスパです。

ニッパーは結局のところ使い方次第で目的が達せられるので、コスパを重視するのは非常に合理的な考え方です。

例えば、ニッパーは消耗品だと割り切って、ラフにザクザク使いたいという人はしっかりしたブランドの低価格帯の商品がおすすめです。

ここでは、コスパを重視する人におすすめの一押しニッパーを紹介します。

★お値段を安く抑えて切れ味が落ちたら買い替えたい人向け
バンダイ スピリッツ エントリーニッパー

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BANDAI SPIRITS 公式ニッパーです。

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ニッパーは、プラモデル作りの必需品なので、あまり繊細過ぎずしっかり使いたいという方にはおすすめの1本です。コスパ最強なので、迷うことなく買える1本でしょう。

切断面のイメージはこのような感じになります。

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ちょっと切断面が粗いかなと思いますが、ゲート処理はニッパーだけで行うものではありません。正しいゲート処理を行えば、ゲート跡は必ず綺麗になります。

⇒白化を抑える正しいニッパーの使い方の記事を見る

全塗装を前提に選ぶ

ゲート所専用に非常に高価なニッパーが売られていますが、全塗装までしたい人にとっては、最終的にはヤスリがけでパーツ全体を整えることが多いため、ゲート跡がニッパーでどれくらい綺麗になるかはそれほど重要なことではないと思います。

ここでは、全塗装したいと考える人におすすめの一押しニッパーを紹介します。

★全塗装するので、ゲート跡はあまり気にしない人向け
ゴッドハンド 普通のニッパー GH-PN-125

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ゴッドハンドのエントリーモデルで、プラスチック模型のゲートカット専用ニッパーです。握りやすく疲れにくい「ソフトグリップとパッキンバネ(特許技術)を採用しており、作業性も追求しています。

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セカンドニッパーとしての位置付けが遅着している気がしますが、薄刃仕様なので、最初に持つメインニッパーとしても申し分ない1本です。

いずれ同社のアルティメットニッパーを買うぞ!と思っている人は、ここから始めるのが良いでしょう。

切断面のイメージはこんな感じです。

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部分塗装・簡易塗装を前提に選ぶ

全塗装まではハードルが高いので、簡易塗装で仕上げたいという人も多いと思います。

目の細かいヤスリなどで仕上げをして、部分的には塗装をしたり、最終的にはトップコートで全体をコーティングするので、多少のゲート跡は消えてしまうのですが、それでもやはり、できるだけゲート跡が綺麗になるバランスの良いニッパーが必要となります。

ここでは、そんな部分塗装・簡易塗装をしたいと考える人におすすめの一押しニッパーを紹介します。

★部分塗装・簡易塗装 できれば見える部分のゲート跡はなくしたい人向け
タミヤ クラフトツールシリーズ No.123 先細薄刃ニッパー (ゲートカット用) 

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タミヤの先細薄刃ニッパーは、クラフトツールシリーズのむちゃくちゃ人気のニッパーです。

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先細形状に仕上げた繊細な刃先が特徴的で、その名の通り剃刀の様に薄い刃先によって小気味良い切断感を醸し出します。

片刃ニッパーほどではないけれど、切り口は非常に綺麗で、細かなパーツの切り出しにも威力を発揮します。コスト的にも性能的にもバランスの取れた珠玉のニッパーです。(ワタシもお気に入り)

切削面のイメージはこんな感じです。

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パチ組を前提に選ぶ(全く塗装しない人)

RGシリーズを中心に、パーツの色分けやディテール、シールなどが充実して、最近は塗装の必要をあまり感じないキットが増えてきました。

それに連れて、塗装は手間がかかるので、パチ組で飾りたいという人も増えています。そんなパチ組派にとっては、ゲート跡をできるだけ残さない切れ味を追求したニッパーが必要です。

ここでは、パチ組で飾りたいと考える人におススメの一押しニッパーを紹介します。

★ゲート跡や白化の発生を極力抑える究極の切れ味を求める人向け
ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0 GH-SPN-120 

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プラモデル用ニッパーの最高峰と言っても過言ではない、究極の切れ味を追求したニッパーです。

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これ1本あれば、ゲート処理なしでもいいと言えるくらいの美しい切り口で、作業の効率化を図るにはうってつけの1本です。

ただ、その繊細さから、太くてかたいゲートを無理に切断すると刃がかけるリスクもあります。なので普段使いのニッパーとの使い分けが基本となります。

ただ、それだけのリスクがあっても、いつかは手に入れて、その感触を堪能してみたい至高の1本です。

切断面のイメージはこんな感じです。

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機能性で選ぶ

ガンプラを作るのも好きだけど、ギアにもこだわりたい!という人もきっといるのではないでしょうか?

機能性に優れたツールを使っている時の心地良さはたまらないものがあります。

そんなツールマニアな人は、切れ味はもちろん、破損防止、ケガ防止、疲労感軽減など様々な機能が備わった高性能ニッパーが欲しくなるのではないでしょうか?

ここではそんなツールマニアにおすすめの一押しニッパーを紹介します。

★一番よく使うツールだから高性能なニッパーを使いたい人向け
ゴッドハンド ブレードワンニッパー

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⇒ゴッドハンド公式サイトから出展

アルティメットニッパーのエントリー的な立ち位置で発売されたブレードワンニッパーですが、ハイグレードニッパーに続く位置付けだけあり、片刃の薄刃ニッパーで、スライスカットできるその切れ味はただごとではありません。

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⇒ゴッドハンド公式サイトから出展

加えて、開きすぎ防止ストッパー、刃折れを防止するストッパー、疲労感を防止するグリップ、そして刃を保護するオリジナルニッパーキャップ付きと至れり尽くせりの高機能ニッパーです。

商品の機能イメージはこんな感じです。

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 ⇒ゴッドハンド公式サイトから出展

まとめ

ではこの記事のまとめです。

この記事では、ガンプラ製作に欠かせないニッパーの種類と正しい選び方を目的別に解説しました。

  • ★お値段を安く抑えて切れ味が落ちたら買い替えたい人向け
    • バンダイ スピリッツ エントリーニッパー
  • ★全塗装するので、ゲート跡はあまり気にしない人向け
    • ゴッドハンド 普通のニッパー GH-PN-125
  • ★部分塗装・簡易塗装 見える部分のゲート跡はなくしたい人向け
    • タミヤ クラフトツールシリーズ No.123 先細薄刃ニッパー  
  • ★ゲート跡や白化の発生を極力抑える究極の切れ味を求める人向け
    • ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0 GH-SPN-120 
  • ★一番よく使うツールだから高性能なニッパーを使いたい人向け
    • ゴッドハンド ブレードワンニッパー

自分に合ったニッパー選びで無駄な出費を無くしましょう!