この記事では、ガンプラ初心者でもちょっとだけカッコよく作れるガンプラの作り方を説明します。
「ちょっとカッコイイガンプラ製作」の第2回です。
前回に引き続きHGUCメッサーF01型を実際に作りながら解説していきますね。
ディテールアップして、パチ組とは違うワンランク上の見栄えを実現しましょう。
製作工程
第1回に引き続き、今回の記事では、HGUCメッサーF01型の胴体、腕部、武器(ライフル)の加工について記述していきます。
ではさっそく。
胴体
まずはメッサーF01型の胴体のパチ組です。
いい形してますよねぇ~。
まずは、首の位置を1.5ミリほど後ろに下げました。
今回はお手軽に、首と胴体をつなぐパーツ自体を分割して、少し後ろにずらして接着しただけです。
これで約1.5ミリ程度首の位置が後ろに下がりました。
少しアゴが引けるようになったので、首元が引き締まるかと思います。
ガンプラ全般に言えそうですけど、少しアゴを引いた感じに組むとカッコよく見えます。
次に、胸の排熱ダクトを深掘りし、デザインナイフで少しシャープに削りました。
また、排熱ダクトの下もなんとなく物足りない気がしたので、四角く開口し、もう一つダクトを追加しました。
開口する時は、ピンバイスでざっくり穴を開けてから、フチの部分をデザインナイフできれいに整形しました。
そして開口したところにはWAVEのディテールパンチで抜いたプラバンをフィンに加工して差し込みました。
プラバンを切ってそのまま挟んでいくだけでも良いのですが、フィンに少し凹凸をつけてあげると重ねて貼り込んだ時に映える気がします。
ディテールパンチはいくつか種類があるのですが、今回ワタシが使用したものはコチラです。
背面のバーニアも加工してみました。
メッサーは機体が大きいので、ちょっとこのままでは、貧弱な気がしましたので。
バーニアの噴出口部分を切り取り、ジャンクパーツのバーニア、スピンサート、プラ棒やプラバンを使ってサイズアップしてみました。
切って、貼って、繋げただけなので超簡単で気まぐれな改造です。
ジャンクパーツは、わざわざ買ってこなくても、古くなったガンプラの残骸や、組み立てた後の余剰パーツをとっておいてためておくとこうした時に役立ちます。
ただ、スピンサートなんかは代用が効き辛いので、パーツとして持っておいても良いかもしれません。
これを自作するのはちょっと無理だな。
後は、プラバンとスジボリを気が済むまでペタペタ貼って、コリコリ削ってとやっていきます。
削っては埋めて、貼っては剥がしてを繰り返しながら気長にやりましょう。。
このあたりは正解などなく、ほぼほぼ自己満足なので、気の赴くままにやっていくのがいいと思います。一番楽しい時間だと思います。
腕部
腕部は、肩アーマーのスパイクからシャープにしていきます。
ガンプラのスパイクはが安全上の理由から先端が丸められているので、尖らせるとカッコよくなります。
削ったり、瞬間接着パテなどを盛ったりといろいろ方法がありますが、今回はプラ棒を継ぎ足す方法でシャープ化します。
単純にプラ棒を継ぎ足すだけでは弱いので、今回は0.3ミリの真鍮線を心棒として埋め込みました。
固定出来たら、あとはヤスリで尖らせて行きます。
たったこれだけで、随分と見栄えが変わると思います。
加工前と加工後です。
因みに。
非常に細かい作業になりますので、ルーペやマイクロピンバイスがあると便利です。
ワタシは既に老眼の症状が出始めているので(しかも鳥目、、)ルーペは欠かせません。
正直最近はホントにキツイ。 昔、玉置さんの曲で「キツイ。」ってありましたっけね。
ワタシは固定して使いたいので、机の端に挟めるピンチタイプのものを使ってます。
次は、前腕部です。
これが加工前です。
ここは肘関節と前腕を後ハメにするかどうかというところですが、後ハメ加工はちょっと厳しそうなので、前腕部をはっきりした段落ちモールドにして、つなぎ目を分かり辛くする方向で加工します。
そして加工後です。
そういえば、段落ちモールド用のツールは自作できるので、ぜひ挑戦してみてください。
超簡単です。
でも資金に余裕のある方はダンモ買っちゃってください。ワタシも欲しい。。。。
肘部分のマイナスモールド(マルイチ)は分割して、メタルパーツと組み合わせてちょっと情報量を盛ってみました。
あとは、プラバンとスジボリを追加して、ディテールアップパーツを埋め込んでいきます。
メタルビーズなんかは、手芸屋さんや100均を回って、ストックしておくのが良いかと思います。
でも、おっさんが手芸屋さんのビーズの前でうろうろしていると傍目にはちょっと怪しい人に見えるので、危険です笑
武器(ロング・ビーム・ライフル)
ロング・ビーム・ライフルも「ロング」という割にはちょっと貧弱ですね。。
なのでバレルとガスシリンダーを大きくしてみました。
因みに、バレルの方は、ジャンクパーツの中からみつけたビームサーベルのグリップです。
このグリップを電動ドライバーに装着、回転させながら、タガネなどでスジボリを追加しました。
ちなみに回転させて削る場合、安いリューターだとコレットチャック式が多いので、僅かに芯がぶれることがあります。
芯がぶれると、こんな風に綺麗に削れません!!
これホントです。
なので、たっかいリューターを買うくらいなら、やっすいドリルチャック式の電動ドライバーを使った方がぶれが少なくて済むとワタシは思います。
ワタシの電動ドライバーはカインズで買った一番安いヤツです。
また、いくらドリルチャックで精度を高めたとしても、ちょっと角度を誤るとタガネが折れたりするので、要注意です。
折れる時はいとも簡単に折れます。心と共に。
ワタシは何度かココロをへし折られました。
なので、こんな時はデザインナイフの使い古した刃を使ってスジボリするとリスクを回避できるかもですね。
Pカッターやラインチゼルも頑丈なので、やってみても良いかもしれません。
これはやったことないので自己責任で。
まとめ
とりあえずこれで上半身のディテールアップは完成です。
全部やると大変なので、気になるところとか、一番見栄えが代わりそうなところを選んで手を入れていくといいと思います。
次回は、下半身を一気に完成させます。