【ガンプラ】超簡単!片刃・両刃・薄刃ニッパーの特徴解説

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普段何気なく使っているガンプラニッパーに「片刃」・「両刃」・「薄刃」といった分類があるのを知っていますか?

この記事では、3種類のニッパーの構造の違いと使い方を徹底的に解説します。自分に合ったニッパー選びで無駄な出費を無くしましょう!

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片刃・両刃・薄刃ニッパーの特徴解説

プラモデル用ニッパーには、片刃・両刃・薄刃といった表現があり、どれが良いのか迷っている人も多いのではないでしょうか?

端的に言うと、切断方法に両刃と片刃があり、刃の形状の一つに薄刃があるということになります。

片刃と両刃の違い

まずは切断方法の違いによる分類です。両刃ニッパーと片刃ニッパーがあり、一般的なのは両刃ニッパーです。

片刃ニッパーは、プラモデル用のニッパーでは、ゲート処理において切断面を綺麗に、できるだけ白化を抑えたいシーンで利用されています。

片刃の代表格と言えば、ゴッドハンドのアルティメットニッパー5.0が有名です。

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一方、両刃で切れ味が良いのがタミヤの先ほど薄刃ニッパーです。

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上の画像のニッパーはどちらも良いものですが、切断面を比較するとその違いが分かります。

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左がタミヤの両刃、右がゴッドハンドの片刃ですが、ランナーの切り口で白化している場所が異なることが分かります。

なぜ片刃構造だとキレイに切れるのか?

両刃のニッパーは、グリップを握ると切刃がゲートの両側から入り込んできます。

その結果、ゲートの中央部分で、切刃が接合します。なので両刃ニッパーは、切断跡(白化)もゲートの中央に真一文字に生じます。切刃が両側から寄せてくるので、ゲートの中心部分の圧力が高まり、このようなゲート跡が生じるのです。

一方で、片刃ニッパーの場合は、切刃が入る方向は一方のみです。切刃は反対の刃がない「まな板刃」に向かって切り込んでいきます。

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その結果、片刃ニッパーは、片方の切刃から寄せられる圧力はまな板刃の手間に集中、つまりゲートの最下部に集中するので、ゲート跡が目立たなくなります。

また片刃の場合は、切刃の厚みも薄いものがほとんどなので、より切れ味が鋭くなり、ゲート跡が目立たなくなるのです。

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⇒ゴッドハンドより出展

薄刃とは?

「薄刃」は「片刃」や「両刃」と並列の関係ではありません。(良く間違った記事を目にしますが…)

片刃ニッパーにも両刃ニッパーにも薄刃という種類があります。この薄刃ニッパーは、下記の2点の作業効率を念頭に開発されたニッパーです。

1. ゲートの隙間に入り込み易い ⇒ ゲートやパーツの破損防止
2. 切れ味を良くして白化を抑える ⇒ ゲート跡の処理が不要

下図は、タミヤの薄刃ニッパー(左)とバンダイの普通刃(右)を比べたものです。

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刃の厚みが全く異なることが分かると思います。

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そしてこの両者は、やはり切れ味も全く異なります。

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左の薄刃ニッパーは、白化している部分が中央の直径部分に集約されているのに対し、右の普通刃では、白化が切り口全体に生じているのが分かると思います。

切れ味という面では、薄刃ニッパーは、普通刃ニッパーよりも優れているということになります。

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結局どのニッパーを選べばよいのか?

ゲートの切断やパーツの切り離しの際に「何を重視するか」によって、その人にとってのニッパー選びが決まってきます。

自分が何を重視しているのか、どんなところに喜びを感じるのかというのをしっかりと認識してニッパーを選びましょう。

コスパで選ぶ

まずはコスパです。

ニッパーは結局のところ使い方次第で目的が達せられるので、コスパを重視するのは非常に合理的な考え方です。

例えば、ニッパーは消耗品だと割り切って、ラフにザクザク使いたいという人はしっかりしたブランドの低価格帯の商品がおすすめです。

ここでは、コスパを重視する人におすすめの一押しニッパーを紹介します。

★お値段を安く抑えて切れ味が落ちたら買い替えたい人向け
バンダイ スピリッツ エントリーニッパー

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BANDAI SPIRITS 公式ニッパーです。

ニッパーは、プラモデル作りの必需品なので、あまり繊細過ぎずしっかり使いたいという方にはおすすめの1本です。コスパ最強なので、迷うことなく買える1本でしょう。

切断面のイメージはこのような感じになります。

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全塗装を前提に選ぶ

ゲート所専用に非常に高価なニッパーが売られていますが、全塗装までしたい人にとっては、最終的にはヤスリがけでパーツ全体を整えることが多いため、ゲート跡がニッパーでどれくらい綺麗になるかはそれほど重要なことではないと思います。

ここでは、全塗装したいと考える人におすすめの一押しニッパーを紹介します。

★全塗装するので、ゲート跡はあまり気にしない人向け
ゴッドハンド 普通のニッパー GH-PN-125

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ゴッドハンドのエントリーモデルで、プラスチック模型のゲートカット専用ニッパーです。握りやすく疲れにくい「ソフトグリップとパッキンバネ(特許技術)を採用しており、作業性も追求しています。

セカンドニッパーとしての位置付けが遅着している気がしますが、エントリー用なのに薄刃仕様なので、最初に持つメインニッパーとしても申し分ない1本です。

いずれ同社のアルティメットニッパーを買うぞ!と思っている人は、ここから始めるのが良いでしょう。

切断面のイメージはこんな感じです。

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部分塗装・簡易塗装を前提に選ぶ

全塗装まではハードルが高いので、簡易塗装で仕上げたいという人も多いと思います。

目の細かいヤスリなどで仕上げをして、部分的には塗装をしたり、最終的にはトップコートで全体をコーティングするので、多少のゲート跡は消えてしまうのですが、それでもやはり、できるだけゲート跡が綺麗になるバランスの良いニッパーが必要となります。

ここでは、そんな部分塗装・簡易塗装をしたいと考える人におすすめの一押しニッパーを紹介します。

★部分塗装・簡易塗装 できれば見える部分のゲート跡はなくしたい人向け
タミヤ クラフトツールシリーズ No.123 先細薄刃ニッパー (ゲートカット用) 

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タミヤの先細薄刃ニッパーは、クラフトツールシリーズのむちゃくちゃ人気のニッパーです。

先細形状に仕上げた繊細な刃先が特徴的で、その名の通り剃刀の様に薄い刃先によって小気味良い切断感を醸し出します。

片刃ニッパーほどではないけれど、切り口は非常に綺麗で、細かなパーツの切り出しにも威力を発揮します。コスト的にも性能的にもバランスの取れた珠玉のニッパーです。(ワタシもお気に入り)

切削面のイメージはこんな感じです。

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パチ組を前提に選ぶ(全く塗装しない人)

RGシリーズを中心に、パーツの色分けやディテール、シールなどが充実して、最近は塗装の必要をあまり感じないキットが増えてきました。

それに連れて、塗装は手間がかかるので、パチ組で飾りたいという人も増えています。そんなパチ組派にとっては、ゲート跡をできるだけ残さない切れ味を追求したニッパーが必要です。

ここでは、パチ組で飾りたいと考える人におススメの一押しニッパーを紹介します。

★ゲート跡や白化の発生を極力抑える究極の切れ味を求める人向け
ゴッドハンド アルティメットニッパー5.0 GH-SPN-120 

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プラモデル用ニッパーの最高峰と言っても過言ではない、究極の切れ味を追求したニッパーです。

これ1本あれば、ゲート処理なしでもいいと言えるくらいの美しい切り口で、作業の効率化を図るにはうってつけの1本です。

ただ、その繊細さから、太くてかたいゲートを無理に切断すると刃がかけるリスクもあります。なので普段使いのニッパーとの使い分けが基本となります。

ただ、それだけのリスクがあっても、いつかは手に入れて、その感触を堪能してみたい至高の1本です。

切断面のイメージはこんな感じです。

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機能性で選ぶ

ガンプラを作るのも好きだけど、ギアにもこだわりたい!という人もきっといるのではないでしょうか?

機能性に優れたツールを使っている時の心地良さはたまらないものがあります。

そんなツールマニアな人は、切れ味はもちろん、破損防止、ケガ防止、疲労感軽減など様々な機能が備わった高性能ニッパーが欲しくなるのではないでしょうか?

ここではそんなツールマニアにおすすめの一押しニッパーを紹介します。

★一番よく使うツールだから高性能なニッパーを使いたい人向け
ゴッドハンド ブレードワンニッパー

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⇒ゴッドハンド公式サイトから出展

アルティメットニッパーのエントリー的な立ち位置で発売されたブレードワンニッパーですが、ハイグレードニッパーに続く位置付けだけあり、片刃の薄刃ニッパーで、スライスカットできるその切れ味はただごとではありません。

加えて、開きすぎ防止ストッパー、刃折れを防止するストッパー、疲労感を防止するグリップ、そして刃を保護するオリジナルニッパーキャップ付きと至れり尽くせりの高機能ニッパーです。

商品の機能イメージはこんな感じです。

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⇒ゴッドハンド公式サイトから出展

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まとめ

ではこの記事のまとめです。

この記事では、3種類のニッパーの構造の違いと使い方を徹底的に解説しました。

薄刃ニッパーの目的

1. ゲートの隙間に入り込み易い ⇒ ゲートやパーツの破損防止
2. 切れ味を良くして白化を抑える ⇒ ゲート跡の処理が不要

自分に合ったニッパー選びで無駄な出費を無くしましょう!