全8回にわたってお伝えしている「HGUC YMS-15ギャンREVIVE版」製作の第6回です。
第4回はコチラです。
第5回はコチラです。
今回は、いよいよ塗装の実践編です。
いつものように水性塗料を使っての塗装となります。
マスキングからの水性塗装を実践していきます。
さて、ここにきてのマスキング。
まだまだ地味に我慢が続きますね。
焦る心を抑えて、しっかりとマスキングをしていきましょう。
焦燥の第6回です。。
水性塗装のメリット
この記事になかで主に使用する塗料は水性塗料です。
水性塗料にはデメリットもありますが、我が家の環境ではそれを上回る次のメリットがあります。
①とにかく臭いが少ない。
②塗装用具の清掃が楽チン。
③何度でもやり直しできる。
小さいお子さんがいる家庭などでは、特にこの匂い問題が壁になりますよね…
何度でもやり直せるという点も大きいです。
塗ってみないと分かんないことってありますから。
水性塗料のデメリット
水性塗料というのは実際のところ厄介です。
溶剤で希釈するのですが、薄めすぎるとパーツ上で塗料が弾かれてしまう。
逆に、塗料の濃度が濃いと、エアブラシから何も出てこない…ということになりますし。
色のノリや発色は、間違いなくラッカー系よりも水性の方が悪いですよ…
水分が多いとびっくりするぐらい色がのらないのです。
これが、ラッカーやエナメルだと、希釈してもそこまではないと思います。
それから被膜の弱さもデメリットですね。
水性塗料は爪でひっかいたら割と簡単に塗装が剥がれます。
メタリック系は特に剥がれます。
パーツの干渉部などは、もう剥げ放題です。。
これが水性塗料です。
なので、
ワタシのウチではラッカー系塗料の使用が禁じられているのですが、
ラッカー系塗料が使えるなら、絶対そっちの方が良いと思っているわけです。
ほんとはね…
…
とはいえとはいえ。
失敗しても何度だってやり直せる!とか、
匂いが気にならないくらい薄い!とか、
塗装用具の洗浄がめちゃ簡単!とか、
良いところもいろいろ有るわけで。
まあ、本編にいきますか…
マスキング
ではマスキングをしてきます。
基本はこちらの記事を見て下さい。
今回も同じようにマスキングしていきます。
今回は、マスキングか所は少なめなので比較的楽チンです。
塗装したくない関節部分とかもちゃんとマスキングしていきます。
はやく塗装したくて焦っちゃいますが。
この辺の面倒なところをちゃんとやっとくと出来栄えが違ってきます。
塗装
今回の使用色です。
まずは青系から。
概ね同じ系統の色で揃えておくとまとまります。
ミディアムブルーとコバルトブルーにはブラックが、パープルとすみれ色にはホワイトが少し混ぜてあります。
ミディアムブルーとコバルトブルーはチャレンジです。
もしかしたら使えるかも…くらいの軽い気持ちで使ってます。
次にブラック、グレー系の塗料です。
関節にはラバーブラックを使います。
同じような黒でもいろいろな種類がありますが、ワタシはラバーブラックが好きなのでよく使います。
で、実際に塗装していきます。
水性塗料の希釈には、ガイアノーツのアクリル溶剤を使っています。
水性ホビーからのうすめ液、タミヤのアクリル溶剤なんでもいいと思うのですが、ガイアノーツの方がお得ですね。
また、実際には塗料をそのまま使うことは少なく、ブラックやホワイト、あるいは補色を少し加えて調色して好みの色を出すようにしています。
ワタシは面倒なのでどれくらいの色を加えるかについて量ったりしないので、色がなくなったときに往生します…
同じ色が再現できん…みたいなことが良くあります。
すみれ色。
初めて使います。ほんの少しホワイトと黄色が混じっています。
下はコバルトブルーを調色したものです。
これだけ見ると悪くないんですけどね。
ミディアムブルーを調色したものはちょっといただけませんね…。
なんか気持ちの悪い色になりました…
あまり色味に変わりがないので、コバルトブルーはやめて、左のパープルを調色したものに統一しようと思います。
で、得意のマジックリンです。
なんか、もうこのまま作っちゃえっ!って思う部分もあるんですが。
水性はやり直しがききますから。
焦らず、じっくりと塗装していきます。
ミディアムブルーを調色したものもやり直します。
少し濁りが強すぎたかも…
この辺りのパーツは、すみれ色を調色したものに変更しようと思います。
こちらも容赦なく
そうすると下図のこの辺りのパーツは、少し配色を変えたくなるので、
やっぱりやり直します。
これが水性塗料のいいところですね!
嫌なら落とせばいいんですから。
気楽なもんです。
焦らずゆっくり塗装できるところが水性塗料の一番いいところかも。
次に、ブラック・グレー系です。
ダークグレーは間違いがないですね。
ブラックっていろいろあります。
似てるようだけど、随分印象が違ってくるので面白いですね。
ワタシはラバーブラックが好きでよく使います。
試行錯誤を経て塗り直しました。
この後、スミ入れをしていくわけですが。
水性塗料の上にエナメル塗料でスミ入れすると、エナメル溶剤で簡単にはみ出し部分を消せなくはないのですが、水性塗料で塗装した面が若干汚れます…
なので、塗装面保護の為に艶消しコートを吹きます。
ここも余分な工程で、ええぇい!!と端折りたくなるんですが。
焦らずゆっくい行きましょう。
エナメル対策なら、艶ありトップコートの方がいいかもしれません。
とりあえず、塗装完成です。
取説のレシピは無視しています。
同系色で揃えてみました。
塗装後がコチラ。
孤独の第6回 まとめ
いつも塗装はサクッと終わらせるんですけど。
なんか今回はきつかった。
50に近くなって仕事のストレスが馬鹿でかくなりました…
何も手につかなくて…
ガンプラさえ作るのが嫌になりました…
精神的に疲弊することなんてなかったのですが。
誰でもなるんですね…
なんも考えず、毎日ガンプラだけ作ってたい…。
塗装については、配色(カラーレシピ)の考え方とか、塗装の順序とか、溶剤の割合とかいろいろ書きたいことがあります。
でも今はこれが精一杯。
なんだかまとめになってないまとめですが、今回はここまで。
次回は、「試練の第7回」スミ入れ加工編です。