この記事では、ガンプラ初心者でもちょっとだけカッコよく作れるガンプラの作り方を説明します。
「ちょっとカッコイイガンプラ製作」の第3回です。
頭部と下半身のディテールアップをサクッと完成させて、次はいよいよサーフェイサーを吹く工程です。
サーフェーサーを吹き付ける4つの目的を理解して、より美しい仕上がりをめざします。
ディテールアップ
のこりの下半身をディテールアップをしていきます。
パチ組では、腰回りのスカートが淡白なので、この辺りを中心にディテールアップしていきます。
下半身のディテールアップ
ここは特筆することはありませんが、コツコツとモールドを足していきます。
それと同時に、自作のディテールアップパーツや、メタルパーツ、レッドポイントなどを用意していきます。
何が何やら訳が分からなくなるので、こんな感じに仕分けています。
腰回りは、パチ組だと意外とそっけないのでこんな感じに。
足回りとシールドも調子に乗ってこんな感じにしてみました。
ディテールアップパーツはWAVEとかからいっぱい出てますから、こつこつ集めておくと良いですね。あと、好みもありますが中華製のものも個人的には重宝しています。
ICソケットピンとかも結構使えますよね。
サフ前の状態
ここまでで一旦ディテールアップは終了して仮組です。
ちょっとやり過ぎなくらいベタベタ貼ってしまいました。
サーフェイサー
つづいて、サーフェイサーを吹いていきます。
「サーフェイサーは吹かない」という方も多いかと思います。モデラ―のセイラマスオ氏も、サフなしでいきなり筆塗り!と公言されていますから、なくても良いというものかもしれません。
ワタシも以前はサフなしでいきなり塗装していましたけど、どちらも体験した感じから言うと、サーフェイサーを吹いた方がやはり圧倒的に美しいと思います。
サフ抜きでうまく仕上がるとしたら、それはディテールアップが極めて丁寧にかつ綺麗にできてる証拠だと思いますが、ワタシにはそんな器用な真似はできません。。。
サーフェイサーの4つの目的
サーフェイサーには、主に4つの目的があります。
1.塗装面の微細な傷をサーフェイサーで埋める
2.サフで埋まらないパーツ表面の傷を見つけやすくする
3.下地のプラパーツの色が透けるのを防止する
4.塗料の剥離防止(バインダー効果)
1については、どんな傷でも埋まるというものではありませんが、800番くらいのヤスリの擦り跡くらいなら、サーフェイサーで隠ぺいが可能な気がします。
とにかく、サフを吹くことで、滑らかな下地が完成します。
2については、1で埋まらなかった傷がチェックできます。サフで埋まらない傷は、パテで埋めたり、ヤスリで削り取ったりします。
サフを吹くとホントに小傷がよく分かりますね。
3については、形成色の上に直接塗装をすると発色が変わってしまうという問題をクリアします。
例えば、黄色を塗る場合、青いパーツと赤いパーツでは、塗った後の黄色の見え方がまるで違ってきます。これは塗料の下の形成色が透けているせいです。
4については、これが最もメジャーな目的かと思います。塗料の剥げ防止になります。
これらの目的を踏まえてサーフェイサーを吹いていきます。
水性サフ
水性のサーフェイサーを使用します。
個人的には、塗料はやはりラッカー系の方が綺麗に塗れる気がしますが、、
我が家では臭いの問題で使用できません。
ガンプラあるあるなんじゃないでしょうか、、、
ただ、このクレオスの水性サーフェイサー大変優れものです。今回は瓶タイプの1000番を使っていきます。500番というのもありますが、個人的には1000番がおすすめです。
スプレー缶タイプもあるので、筆塗りで仕上げたい人にはおすすめですね。
ワタシはエアブラシでサフを吹きます。
エアブラシは以前は非常に効果でしたし、水性サフが出てくるまでは、水性アクリル塗料にはなかなか手の出しづらいツールだったかもしれません。
しかし、いまはいい時代ですね。。
お手軽なエアブラシもたくさん登場しています。
因みに私は、クレオスのL5エアブラシセットを使っていますが、ホントに清水の舞台から墜落死するくらいの勢いで買ったものです。
お値打ちなものでも性能は十分だと思いますよ。
洗浄~サフ吹き
サフの前にいつものように洗浄です。
得意の超音波洗浄機で、削りカスなどを除去してからサフを吹きます。
うちには乾燥機がないので、野菜の水切りに使うスピナーでざっくりと水分を飛ばした後は、キッチンペーパーやキムワイプでつつんで自然乾燥です!
で、軽くサフを吹いた状態です。
一見すると綺麗に見えるのですが、細かく見ていくとかなり小傷があります。
まずは、ヤスリで処理できる傷を消していきます。
ワタシはめんどくさがりなので、400番でヤスったあとは、600~800番で整えて終わりです。
次に、ヤスリでは消せない奴は、パテで埋めていきます。
パテで埋めるというのも一つの手ですが、ワタシのサフは水性なので、ここは瞬着で時短シマス。
得意のイージーサンディング登場です。
イージーサンディングは、やわらかい?瞬間接着剤なので、後加工がし易く、めちゃ便利です。
まとめ
とりあえずこれでサーフェイサーまでが完了です。
「サーフェイサーはやってもやらなくても」とは言いましたが、やはり出来栄えが違ってくると思います。
初心者の方にもぜひ挑戦して欲しい工程ですね。