しばらく前にやったジェガンのスプリッター迷彩ですが…
今回はそれをやり直します…
とある方にいくつかダメだしをいただきました…。
で、少しやり方を変えてスプリッター迷彩を再塗装します。
迷彩に使用するカラーやマスキングテープの貼り方などに少し工夫を凝らします。
…
なぜやり直すのか…
それは「へただね」と言われたから。
因みに前回塗装したのがコレ。
結構いけると思っていたのですが…
くやしい…
因みに、ジェガンのスプリッター迷彩はこれが本家です。
7つのダメ出し
これが前回の塗装。
自分では悪くないと思っていたのですが…。
とある方とお話しする中で、いろいろとご指摘をいただきました。
まとめるとこんな感じ。
①スプリッター迷彩になってない
スプリッターの語源を意識してますか?と。
スプリッター迷彩とかスプリンター迷彩と言われて混同されている迷彩方法ですが、語源を見ると微妙な違いが分かるそうです。
「SPLITTER」は「分割」で、「SPLINTER」は「破片」だそう。
なので、今回の塗装が 「SPLITTER」 の方を意識したのであれば、一つの形の中に2色が綺麗におさまっているし、面や辺がうまく分割されていないのではとの指摘。
確かに2色目と3色目は同じ形状の破片の中にきれいに納まており、分割した感じがないです。
3層目を塗装する前に、2層目のマスキングを外したのが原因かもしれません…
②模様に違和感を覚えてしまう
1層目と2層目、3層目の形状が違い過ぎるので違和感を覚えると。
なんとなく雑に見えて綺麗じゃないと。
綺麗だったら迷彩になんないじゃねーか!
と、言いたいところですが。
違和感を抱かせる塗り方は、分かり辛くする、意識させない、という迷彩の本質に矛盾しますね。
マスキングテープ貼り方に問題がありそうです…
③迷彩色と矛盾している
光が当たってきらりと光るような色は目立つじゃないかと。
確かに、迷彩色で塗装してるんですから矛盾してますね。
塗装の方向性に矛盾がないように色を選ぶのを意識した方が良いかもしれません。
④色の調和がとれていない
他の色と合ってない。この色(インディブルー)はないぞと。
どうしてコレ選んだのかな?と
迷彩塗装は、塗り方よりも配色が大事なんだそうです。
上手な人の配色を見て真似てみないといけませんね…
…
しかしはっきり言うよね。
なんでもかんでもはっきり言う人は嫌われるよ…
⑤⑦塗り分けが雑い。
ダクトのフィンまで迷彩塗装にしちゃうのはどうなのかと。
こうゆうのもなくはないけどこれきっとめんどくさかったんでしょ?と。
神は細部に宿るというように、細かいことをきちんとやることが大事なんでしょうね…。
⑥マットコートがダマになっている
最後に振りかけた艶消しのマットコート。
これもあまりにも雑いと。
ダマが出来てて、白化もしてる。
これはないぞと。
ちゃんとスプレーを振るとか吹く前にノズルを拭くとか。
切れかけの残りかすを使わないとか。
最後まで手を抜いてはいけないということですね。
…
…
ご指摘ありがとうございました。
マジックリンをぶっかける
では。
かなしいけれど、マジックリンで塗装を落としていきましょう。
えいっ!
あああああああぁぁ…
ちゃんと分解して、しっかり落とします。
悲しみよりも快感が先立つこの感覚…
さすがマジックリンや。
水性塗装なら無限に楽しめますね!!(これは多分無理)
今回のスプリッター塗装のメニュー
今回のスプリッター迷彩塗装のメニューです。
1.迷彩色を決め直す
2.迷彩色以外の塗装個所を決め直して塗装
3.下地(第1層)の塗装をする
4.マスキングテープをカットする
5.第2層用のマスキングテープを貼る
6.迷彩色(第2層)を塗装する
7.第2層のマスキングテープを剥がさずに第3層用マステを貼る
8.迷彩色(第3層)を塗装する
9.艶消しコート
迷彩色を決める
今回は、最初に迷彩色を決めます。
これでイメージを固めてから、迷彩色で塗装しに部分のカラーリングも考えていきます。
同じ色では芸がないので、今回は、ちょっと変えていきます。
●第1層(下地) タミヤアクリルX-3「ロイヤルブルー」+ブラックで調色
●第2層 タミヤアクリルXF-14「スカイブルー」
●第3層 タミヤアクリルXF-23「ライトブルー」
ちょっとスカイブルーが危険なにおいがしますが…
迷彩色以外の塗装個所を決め直して塗装
迷彩塗装なので、塗り分けする部分も全体の調和を崩さない色を選ぶ必要があります。
前回しようした水性ホビーカラー「インディーブルー」、タミヤアクリルミニX-11「クロームシルバー」はちょっと合わないんじゃないかとの指摘を受けたので、下記に変更します。
タミヤアクリルミニXF-18「ミディアムブルー」
●顎
●首回り
●コクピット
●股間のV字のところ
●足の甲の部分
タミヤアクリルミニX-56「メタリックグレイ」
●シールドや腰部分のミサイル
●バックパックのパイプ
●バーニア類
それと、関節とか足裏部分をちょこちょこですね。
今回は、タミヤアクリルミニXF-59NATOブラックをチョイス。
で、こんな感じでマイナーな部分は塗り分けました。
結構めんどくさいわりに地味であまり変化が感じられないのがちょっと悲しい。
下地(第1層)の塗装をする
迷彩色の第1層を塗装していきます。
●第1層(下地) タミヤアクリルXF-24「ダークグレイ」
と言っても、第1層はいつものように特に気を付けることはありませんね。
ちょちょいと塗装します。
取り敢えず前半戦の塗装ではこんな感じになりました。
なんかこのままでも雰囲気ありますねぇ。
股間の部分に塗り忘れのパーツがあるのは愛嬌で。
因みに、今回も塗装はエアブラシです。
お手軽なものがいろいろ登場しているので、自宅での塗装もやり易くなりましたね。
マスキングテープをカットする
スプリッター迷彩を塗装する時の「破片」の形状は様々です。
ですが、形状がランダムなのは手間なので、基本同じでいきます。
貼って、塗装すると色がついた部分の形状はバラバラになるしね。
ただ、前回は長方形を使用しましたが、今回は少し形状を変えていこうかと思います。
今回使用するマステです。
●最も太いマスキングテープ 幅24mm
作業マットに貼ったこれらのマステを乱雑にカットします。長さとかパーツに貼るうちに大体サイズ感がわかってきますので、気楽にやりましょう。
マスキングテープをカットする前には、デザインナイフの刃を新しくしましょう。
エッジの汚いマスキングテープでは綺麗な塗装はできませんね。(とワタシは思う。)
マスキングテープは、第2層を塗装した後に、第3層用にも使うので、多めに用意しておきます。
前半まとめ
さて前半戦のまとめです。
1.迷彩色以外の塗装個所を決めて塗装
あんまり細かく設定すると嫌になりますし、それに迷彩柄なので
そもそも細かいところは目立ちません。色分けなどの設定は最小限にとどめます。
2.迷彩色を決める
・迷彩色は同系色でまとめるのが基本
・濃い色と薄い色の組み合わせが良い
・明るい色の面積を少し多めにする
3.下地(第1層)の塗装をする
・気楽にやっちゃってください。関節部分だけマスキングしましょう。
4.マスキングテープをカットする
・テープカットの前にデザインナイフの刃を替えよう。
後半の記事はこちら