全8回にわたってお伝えしている「HGUC YMS-15ギャンREVIVE版」製作の第8回です。
第6回はコチラです。
第7回はコチラです。
ギャン製作もいよいよフィナーレを迎えます!
最後は、デカールやエングレービングシールを使ったディテールアップ編です。
シール保護のためのトップコートが乾くまで全く気を抜けません!
有終の第8回です!
デカールとシール
まずは「デカール」と「シール」についてのおさらいです。
シールとは?
シールというのは、みなさんご存じの通りです。
紙などに模様や文字をプリントし、その裏側には糊(粘着剤)が塗られているものです。
HGシリーズに同梱されているのがいわゆる「シール」ですね。
こんなやつです。
シールのメリットは… 台紙から剥がして貼るだけなので取り回しが簡単です。
それと一般的に値段が安い!
ワタシは100均のコスメコーナーなどで、ガンプラに使えそうなシールを物色します。
変な人だと思われたってかまやせんのです。
デメリットはというと、厚みがあるので、段差が生じますから、やはり違和感はあります。
また、この厚みの為に、曲面や球面に貼るのは難しいという点もデメリットです。。
デカールとは?
ここで言うデカールは「水転写式デカール」のことです。
こんなやつですね。
水転写式デカールは、薄い樹脂シートに模様がプリントされていて、そのシートの裏側に水溶性の糊を塗布して、台紙に貼り付けたものです。
使用する時は、模様を切り取り、台紙ごと水に浸けます。
すると、 水溶性の糊が溶け、台紙からシートが剥がれますので、すかさずこれをすくい上げ、プラモデルの方に貼り付けるというものです。
メリットは、シールよりもはるかに薄いので、下地との段差が小さく目立たない点です。
また、薄いので、シールと比べると曲面や突起、凹みなどにも馴染ませる事が可能です。
デメリットは、やはり取り回しが面倒で、ちょっと貼り方が難しい点でしょうか…
水に長く浸け過ぎると、糊が全部溶けてしまって、パーツに貼り付かなくなりますし。
一度貼り付けたデカールについては、再利用はほぼ不可能です。
あと、やはりちょっとお値段が… って感じですかね。
因みに、粘着力の薄くなったデカールをしっかり貼り付けるための糊や、デカールを柔らかくして、曲面などに貼り易くするものも販売されています。
こうしたものをうまく使っていくと上手に貼れます。
因みに、粘着力の薄くなったデカールをしっかり貼り付けるための糊がマークセッターです。
デカールを柔らかくして、曲面などに貼り易くするのはマークソフターです。
ドライデカールとか、水圧転写デカールとかありますけど、こちらは使ったことがないので省略です。
今回のHGUCギャンには、デカールとシールの両方を使っていきます。
エングレービングシール
今回のギャンの装飾の見せどころです。
エングレービングを塗装で魅せるのはかなり至難の業です。
しかし、シールならお手軽で尚且つ見栄えもかなり良くなります。
金色のエングレはとくにゴージャス感がでます。
今回はこちらを使用しています。
あんまり貼り過ぎるとゴテゴテしまうので、ワタシは少なめが好きです。
こんなもんでどうでしょうか。
ジオン系デカール
次に、ジオンの機体であることを示すマークを貼っていきます。
今回はこちらを使用します。
今回は、シールド、前後部スカートだけにしておきましょう。
そうそうギャンはツィマット社の開発らしいので、社名も入れておきましょうかね。
コーションデカール
エングレービングシールを邪魔しない程度に貼っていきます。
こちらを使っています。
ハイキューパーツから出てるやつです。
このコーションデカールは、ちょっと貼っておくのがおススメです。
全体が引き締まるというか、それっぽくみえるので良いのです。
トップコート
最後は仕上げ材を吹いて終了です。
シールもデカールも放置しておくと剥がれてくる恐れがあります。
なので、コーティングをしておくと安心です。
ただ、今回のようなエングレービングシールの場合は、悩むところです。
この上から艶消しを吹くのはもったいない気がします。
かといって光沢を出すのも違う気がするし…
じゃあいっそシールは最後にしてコーティングをやめるか… とか
いろいろ悩むのも楽しいですね。
今回は艶消しをデカールの周りだけに吹きました。
有終の第8回 まとめ
まとめの完成画像です。
一応比較画像も。
手を入れる前は、パチ組でも「カッコイイジャン」って思ってましたけど。
やっぱり手を入れた方が気に入ってますね。
毎日時間がとれるわけでもないので、実稼働で35時間くらいでしょうか?
ちょっといろいろあって今回長かったけど。
やっぱガンプラは楽しいわ。