この記事では、全8回にわたって「HGUC YMS-15ギャンREVIVE版」を製作しながら、これまで記事にしたガンプラ製作に必要な様々な加工方法やテクニックを実践していきます。
合わせ目消しやエッジ出しに始まり、スジボリやディテールアップなど、パチ組から一歩進んだガンプラ製作の手法について実践していきます。
ギャンを作ることにしました。
てか、ギャンってこんなに高かったでしたっけ?
HGですよ…
では。
いつも思いつきで作り始めて最後までできたりできなかったりを繰り返しているので。
今回はちゃんと最後まで作ってみたいと思います。
改めてみるとリバイブ版ギャンはカッコイイじゃないか。
あまり触る必要ないくらいカッコイイ。
なので、キットの良さを活かしながら、ちょっとだけ手を加える。
そんな感じで進めたいと思います。
憂鬱で面倒な基本処理
初回は基本中の基本。
ゲート処理・合わせ目けし・ヒケ処理・・エッジ出し・全体やすり掛けについて実践していきます。
地味な作業ですよ…
好きな人は好きだけど、嫌いな人も多いことでしょう。
ワタシも嫌いです。
はやくディテールアップしたりコネコネしたいので。
本当に憂鬱です。
しかし。
神は細部に宿るのです。
しっかりと下地を整えておくことが、後々の見栄えに繋がってくるはずです。
たぶん。
頑張っていきましょう。
ゲート処理
まずはやはりゲート処理でしょう。
つばの部分など円形のパーツのゲート処理は特に注意してやっていきます。
普通の板ヤスリを使うとまるくならないので、電動ドライバーを使います。
コレットチャック式の電動ドライバーは、中心がぶれやすいので、キーレスの電動ドライバーを使うのが良いですね。
一台持っておくと良いとガンプラ関係の書籍にも書いてありましたね。
とにかくゲート跡はたくさんあるので、全部処理します。
しかしこの作業はしんどいですね…。
この作業嫌い。
ヒケ処理・エッジ出し
このキットに気になるヒケはほとんどありません。
ただ、シールドの平らな部分とスカートの後ろ側の部分は若干ヒケがありますね。
このまま塗装したっていい気もしますが、今回はやります。
こーゆーところは、プロクソンのペンサンダー!
ですね。
後ろのスカートもやっておきましょう。
次にエッジ出しです。
エッジ処理についても曲線の多い機体なのでそれほど該当箇所は多くありませんが、気になるところにはヤスリ等を入れていきます。
ここはラギア2が使えますね。
もともとあったモールドにちょっとかかりそうになったりしますが。
そんな時はモールドを埋めて、作り直した方が早い気がします。
合わせ目けし
合わせ目は頭部とふくらはぎの裏側が気になるところです。
頭部なんかは正面から見る分には全く気になりませんけどね。
肩とかヒザなどHGでは合わせ目が出がちだった部分もこのキットは上手く処理されてます。
組んでいくのも楽ですね。
合わせ目消しは、セメントをたっぷりつけて「むにゅ」を出します。
まずは頭部の下半分のパーツですね。ここは後は合わせ目が目立つのでしっかりと消していきます。
後ハメにするので、頭部の下半分は接着して、合わせ目を消します。
セメントにもよりますが、20~30秒待つとむにゅっとでます。
あとは、デザインナイフとスポンジやすりで根気よく削ります。
ふくらはぎも同様に。
ここで注意したいのは、このパーツは、上半分が段落ちモールドになっている点です。
合わせ目を消したい部分と同じようにセメントをつけると後処理がとても面倒になります。
なので、この段落ち部分には、通常のセメントではなく、流し込みセメントを少量入れます。
段落ち部分からは「むにゅ」がでないように。
できたできたと思っていると。
脛側にも合わせ目があったので…
あーこれね。
一緒に「むにゅ」出ししておいて、
ラギアとかデザインナイフで削ります。
綺麗な曲線を壊さないように丁寧に削ります。
全体のヤスリがけ
ワタシは水性塗料派です。
サフの食いつきをよくするために粗目のやすりでパーツ全体をコスっておきます。
憂鬱の第1回 まとめ
地味な作業がようやく完了です。
なんだかんだでちゃんとできました。
①ゲート処理
ニッパーの切れ味が良いとその後の作業も楽ですね。電動ドライバー使いましょう。
②ヒケ処理・エッジ出し
目立つところだけ中心に処理しました。
③合わせ目消し
合わせ目が残るパーツだけは面倒でも全部処理しないとダメですね。
④全体のヤスリがけ
ペンサンダーが大活躍です!
次回は、「孤独の第2回」後ハメ加工、軸打ち編です。