スジボリが綺麗にできない…そんな経験ありませんか?
この記事では、スジボリの精度を劇的に向上させるボーダーの ユニバーサルバイスをレビューしていきます。
デザインで衝動買いしまったこのユニバーサルバイスですが、デザインも使い心地も最高です。
ボーダー(BORDER) ユニバーサルバイスとは
ユニバーサルバイスとは、ハセガワが、輸入して、国内販売しているBORDER社のプラモデル用のバイス(万力)です。
パーツの仕上がり制度を劇的に向上させる超優れものツールです。スジボリ堂のパーフェクトバイスと双璧をなす至極のバイスですね。
ユニバーサルバイスの仕様
取り敢えず、パッケージと付属品です。とにかくまずパッケージがカッコいいですねぇ。
カラーは、レッド、ブルー、ブラックの3色がラインナップ。ワタシは迷わずレッドです。
本体のバイスと角度調整用のアーレンキー、そして固定用のピンが4本入っています。
取説は付属せず、使い方は簡単なので、箱に書かれています。
他メーカーのバイスレビューで、「すごく油っぽい」・「ベトベトする…」など意見がありましたが、ボーダーのは油っぽくはないですね。
ピンの数は4本付属しています。重さはこのサイズで500g。意外と重い!どっしり固定できる感じです!
では、さっそく固定してみましょうか。
ピンの加工
と、その前にやっておきたいことです。それはピンの加工です。金属製のピンでプラパーツを固定すると…パーツが凹んだり割れたりします。
これホントです。
すっごくしっかり固定されるから、調子に乗ってねじ締め上げてるとまじで割れます。なので、ピンにテープを巻き付けてあたりをソフトにします。
ゴムカバーなんかはめてもいいと思いますけど、ワタシはマスキングテープを巻いてます。
因みに、このピンはランナーの切れ端でも代用可能です。同じブラ材で固定した方がパーツへの影響も最小限で抑えられます。
パーツを固定する その1
このユニバーサルバイスをどこで使うかって話ですが、2つのシーンで大活躍します。
ヤスリがけもスジボリも手で持って加工すると、パーツがぶれちゃって綺麗に加工できません。
けっこう慎重にやっているつもりでも、なかなか難しいものです。そんな時に活躍するのがこのパーフェクトバイスです。
使てみたら初めて分かるっていう部分がきっとあります。全然違いますから。実際にやっていきます。
まずは通常の固定方法。
いい感じの固定感。金属製のバイスと可動式のピンでとても精度の高い固定を可能にしています。
こりゃ動きませんね。ホールド感が半端ないです。
プロモデラーさんたちの作品は、パーツの細かいとところまでビシッとエッジが立っていますが、
恐らくはこうしたバイスを使って微妙なブレを極力無くしていることが大きいだろうと思います。
正直めんどくさいけど、こうゆうとこなんでしょうね…まずは、めんどくさがらず、手持ちをやめて、バイスで固定して加工してみることが大切かと思います。
多分それが、上達への道です。
パーツを固定する その2
パーツの固定方法は、ピンではさむばかりじゃないですね。引っ張って固定する方法もあります。
回転軸を反対に回すとバイスは開いていきます。この動きを利用した固定方法です。
特に、曲面のパーツは、はさむ方法だと加工の途中で外れることがあります。
そんな時、引っ張って固定できるのは便利ですね。絶対に外れません!
実演 金属ヤスリ
では、実際にやすってみます。で、何をするかというと… しいたけディテールです。
ダクトにつけるフィンみたいに、同じ形状のパーツをいくつも作る時のあれです。ユニバーサルバイスはここで本領を発揮します!
ふつうは瞬間接着剤でパーツ同士を軽く接着するんですが、今回はバイスの威力を確認したいので、重ねただけでやってみます。
これは手で持ってやるとぶれちゃってダメですね。絶対バイスが必要なところです。
こんな感じで出来上がります。めちゃくちゃ綺麗にできました。驚愕です。
まったくパーツ同士のブレがなく、綺麗に仕上がっています。
これがユニバーサルバイスのチカラです。
実演 スジボリ
では、次にスジボリもやってみます。普段、手に持ってスジボリしている人は必見です。
まずはパーツを固定して、ユニバーサルバイスの角度を調整します。
手元が見易いように、そしてスジボリツールを手前にまっすぐ動かせるように、ユニバーサルバイスはその向きや角度を調節できるんです!!
この角度調整がスジボリを楽にするんですよね。
手を動かし易い角度にバイスをの傾斜や向きを調整できるから、本当にやりやすい!
右手でパーツ持ってないだけで仕上がりがこんなに違うんだ…そんなことが実感できます。
BORDERユニバーサルバイスのまとめ
BORDERユニバーサルバイスのいいところです。
ヤスリがけもスジボリも手に持ってやることは誰にでもできます。でも一度でいいので、ユニバーサルバイスを使ってやってみてほしい…
その違いの大きさを実感できるツールです。
一つ持ってるだけであなたのガンプラ製作をワンランク引き上げてくれます。
他にもはコチラでツール紹介しています。